川魚はなんでぬるぬる?・・・埼玉寄居の京亭の鮎飯
亡くなった父は病床で子持ち鮎の塩焼きが食べたいとずっと言っていた。
鮎のはしりの時期、まだまだ子持ち鮎には早い季節、魚屋さんを何軒も探し歩いた。
もう何を口にしても一口二口しか食べられなかったのだから、たとえ手に入っても食べられなかっただろう。
一周忌を終え、初盆を迎え、暑さが和らぎ始めた頃、母を連れて埼玉、寄居の京亭で鮎のコースをいただいた。
子持ち鮎ではなかったけれども、父が食べたがった鮎を堪能した。
とはいえ、実は私は川魚が苦手。
小骨の多さと調理の際のヌメヌメ感が嫌だし、腸の苦さも好きではない。
鮎を洗うときはぬるぬるの気持ち悪さに涙目だし、洗えるものならたわしで洗いたいぐらいだ。
子持ちでなければはらわたはきっちり出す。
でも鮎飯はおいしいんだよなぁ。
京亭の鮎飯
(材料)
鮎 2~3尾
昆布だし
あさつき
青しそ
醤油
塩
(作り方)
1,鮎は塩でぬめりを落とす。
子持ち鮎でなければ、はらわたを出す。
昆布だしをとって冷ましておく。
2,土鍋に米を入れ、昆布だしをいれて20分放置。
醤油大さじ1、塩少々で味を調えてから鮎をのせて炊く。
3,炊き上がったら熱いうちに鮎をとりだし、箸で頭や骨を取り除く。
4,小口切りしたアサツキ、千切りした青しそ、鮎を混ぜて出来上がり。